「PROP」 紅く燃える陽が昇り 哀しみを歌い出す小鳥 現実が心に舞い戻り 又 抱えて運んで行く錘 日々が誰もに平等に届き 子供達は陽気に躍り 誰かが其れを徒に殺し 気付いた時は既にもう遅し 空は濁り一つも無い青 夢は気化し消えて行くのだろう 何時か君が教えてくれた歌を聴かせてくれ そして共に歌おう 言葉鋭く肉が抉れ出す 対処法を聞けば「ググレカス」と言う 舌が乾き憂さが増す 神が人々目掛け針を刺す 此の世界に逃げ場は無いのか? 何時まで地に足を着けたいのか? 背を押すのは俺のプライドか? 此の悲しみは何時が最後か? 一人々々に付けられた番号 誰も解く事の出来ぬ暗号 選択肢にどうか"&"を 終着点にどうか安堵を 支えるは歪んだ柱 崩れては落ちる真下 支えるは腐った柱 上るの諦めました 上手く生き抜く術を身に付けた 膨張する感情は地に埋めた 欲望は抑え付け切詰めた だが或る日呟いた「イチヌケタ」 膿が排出出来ないと嘆いてる 体中に付けられたカテーテル 一人部屋で慰めて喘いでる 腐った日常を得たエーテル 粗末な言葉刻まれた墓石 誰も居ない内に破壊し 又 一から始め 虚ろな目 アニメ 死神相手に姫初め 涎垂らしてMMO没頭 働く知恵 マクロでBOT もっともっと跪け まるでゴッド 終わればリアルが続行 16個のボタンを駆使し 指令通りに進んで行く錻力の玩具の 其の無意味さに打ち拉がれても 関係なく流れる月日 耳元で囁かれるオラクル 其の殆どが只の大鋸屑 気持ち悪く成ったらぶちまける吐瀉物 涙目に成ったら御陀仏 物々交換 熟々同感 くるくる包まれ 車で直ぐだね 早鐘の様な心臓音 天上天下唯我独尊? ラブソングばかりが流れる街で 凶悪犯罪は増して 突然襲われる眩暈と吐き気 此の手は最初から泥塗れ 支えるは歪んだ柱 崩れては落ちる真下 支えるは腐った柱 上るの諦めました 此の世界に逃げ場は無いのか? 何時まで地に足を着けたいのか? 背を押すのは俺のプライドか? 此の悲しみは何時が最後か? 一人々々に付けられた番号 誰も解く事の出来ぬ暗号 選択肢にどうか"&"を 終着点にどうか安堵を